歯列不正(歯並びの不揃い)は、見た目の問題に加え、歯磨きがしづらく、虫歯・歯周病になりやすかったり、きれいな噛み合わせと比較すると歯や顎関節の負担が増加しやすく、長期的にみるとお口全体へ悪影響を及ぼす恐れがあります。そんな歯列不正を治療するのが矯正治療で、歯並びをきれいにし、噛み合わせを整えるという審美面と機能面の両者にアプローチする治療となります。
矯正治療は大きく分けて、大人の歯列矯正と子どもの歯列矯正に分かれます。
●大人(すべて永久歯が生えそろった状態)の矯正治療について
すでに生えている永久歯を正しい位置に動かすために行います。歯を並べるスペースを確保するために、健康な歯の抜歯を行ったり、顎を広げる装置を使用するケースもあり、大がかりな治療になりやすく、治療期間も長期間を要する場合が多くあります。
●子どもの矯正治療について
子どもの矯正治療は、顎の骨の成長を利用してこれから生えてくる永久歯のスペースを作るために行います。永久歯が生えるスペースが不十分だと、歯が斜めや横向きになったり、重なって生えてしまうことがあり、将来的に上述したような大がかりな治療が必要にならないためにも、事前に予防として行うものとなります。
子どもの矯正は、第Ⅰ期治療と第Ⅱ期治療の2つの段階に分かれています。
第Ⅰ期治療
顎の骨の成長を利用し、これから生えてくる永久歯のスペースを作ります。主に、拡大床やプレオルソ、必要に応じてチンキャップなどを用いて顎間関係(上顎と下顎の位置関係)が正しい状態で成長していくようにします。ここまでの治療で歯並び・噛み合わせがきれいになれば治療は一旦終了となります。
第Ⅱ期治療
第Ⅰ期治療が終了し、経過観察の後、永久歯の歯並びに依然として歯列不正が認められる場合に、最終的な歯並びを整えるために永久歯が生えそろったタイミングから開始します。第Ⅰ期治療を適切な時期にしっかり行うことで、第Ⅱ期治療の負担は小さくて済みます。
1.初診相談
問診や視診をしながら診察します。
矯正治療を始める場合には、精密検査をします。
2.精密検査
歯の写真・顔の写真・歯のレントゲン写真・頭部のレントゲン写真・歯列の模型などの治療計画に必要な資料をとります。
症状により顎関節のレントゲン写真や顎運動の検査もします。
3.矯正診断
精密検査の結果をもとに、不正咬合の診断と治療計画・治療方法ならびに治療期間、矯正料金についての説明があります。
4.治療開始
矯正治療は、動的治療と静的治療(保定)の二段階に分かれています。
1. | 治療計画に従い、いろいろな矯正装置を使って歯を動かし、段階的に治療を進めます。 |
2. | 上下の歯が計画通りに動いて、次第に正常なかみ合わせになると、最終段階で仕上げの治療をします。 |
3. | 動的治療が完了すると矯正装置をはずし、静的治療(保定)に入ります。 |
4. | 動かした歯を支えて保護するために保定装置を使います。その期間は通常2~3年ですが、場合によっては成長が終了するまで必要になることもあります。 |
5. | 動かされた歯が完全に保定されると、静的治療も終わります。その後は、定期検診として、年に1~2回通院します。 |
【ブラケット矯正】
ワイヤーを使った矯正治療で、「ブラケット」という装置を |
●メリット
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ワイヤーを使った矯正治療で、「ブラケット」という装置を |
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●メリット
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●デメリット
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●当院での治療費 ¥1,100,000(税込)~ |
【裏側矯正(舌側矯正)】
ワイヤーを使った矯正治療で、装置を歯の裏側に装着し、 |
●メリット
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ワイヤーを使った矯正治療で、装置を歯の裏側に装着し、 |
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●メリット
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●デメリット
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●当院での治療費 ¥2,200,000(税込)~ |
【マウスピース矯正】
透明なマウスピースを使った矯正治療で、複数枚のマウスピースを |
●メリット
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透明なマウスピースを使った矯正治療で、複数枚のマウスピースを決められた期間ごとに順番に装着し、歯を動かす方法です。 |
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●メリット
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●デメリット
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●当院での治療費 ¥473,000(税込)~ |
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●当院での取り扱いシステム |
※高度な専門的治療が必要な場合には、大学病院などの専門医療機関へ紹介させていただく場合もあります。
〒770-8055
徳島県徳島市山城町東浜傍示番外17
アクセス・地図はこちらから
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【診療科目】
一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科
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